三万人のための情報誌『選択』2月号が、〈EU離脱で深まった「生活苦」英国が「西欧最貧国」に転落へ〉という注目すべきニュースを発表している。
第211通常国会が、1月23日開会され、岸田文雄首相は衆参の本会議で、施政方針演説を行った。岸田首相の演説の本質、その骨格は、次の点にあった。
第一に、24日付日本の各新聞が共通して1面トップで伝えた通り、それは「少子化対策」であった。とくに読売新聞は〝社会の維持、瀬戸際〟との見出しであった。全くその通りであり、日本は国家としてもう成立しなくなっている。未来を担う子供たちの減少は自民党政治の崩壊と破綻の象徴である。ここに現代資本主義の危機がある。