帝国主義支配に翻弄される、アラブとイスラエルに代表されるこの地球上に吹き荒れる民族問題(対立と抗争)の解決策はどこにあるのか。歴史はすでにその実例を示している。それはレーニン・スターリンの社会主義、その偉大な40年間の歴史にある。地球上の4分の1の広さ、人口の3分の1という広さの地球上に、鉄の団結を誇る社会主義圏(12か国)が形成されたのである。  
ヨーロッパは民族主義の嵐にさらされている。6月の欧州議会選挙(EU)で、いっそうはっきりした。とくにマクロン大統領の与党連合が、右翼政党「国民連合(RN)」に大敗した事件はフランス社会に大きな動揺をもたらした。
 同志の皆さん、幹部と活動家の皆さん、7月集会に当たり、日頃のご健闘に心からの敬意を表します。  われわれにとって7月15日は、日本共産党の偉大な創立記念日であり、行動派党の再建記念日であり、大武礼一郎名誉議長の『新・共産党宣言』発表記念日であります。
今年、特に4月、5月は、アメリカと世界、そして日本でも、政権と国家を揺るがした重大な政治事件が発生した。開戦後、2年数か月が経過したウクライナ戦争は全く出口が見えず、そうした中で中東のイスラエルとハマスの戦争はとうとう泥沼化し、世界ではジェノサイド(集団虐殺)を許すなの声が高まった。実際、ガザ当局の発表だけでも死者数は3万5034人、負傷者7万8755人、がれきに埋もれた遺体は約1万人を超える。しかもその数は増えるばかりである。