ここに紹介する著作は、今は亡き大武礼一郎議長が第四次中東戦争があった一九七三年、ちょうど五〇年前にそれを総括して書き上げたマルクス主義的民族政策に関する論文である。10月7日、イスラエル・ハマス(アラブ)戦争が勃発したが、これは長く続く中東戦争の延長線上のものである。
十月、この月は日本共産党の歴史上においては誠に偉大な月間であり、記念すべき、記憶すべき月である。
なによりもまず、十月十日(一九四五年)は、獄中十八年の徳田球一と革命的共産主義者が、獄中から解放され、出獄した日である。
今年の夏は異常な暑さであった。世界中で熱波と山火事、更に干害・水害・洪水が猛威をふるった。
その実態を新聞報道は次のように伝えている。
『7月27日、国連のグテレス事務総長は、世界気象機関(WMO)と欧州連合気象情報機関・コペルニクス気候変動サービスが、「2023年7月の世界の平均気温は観測史上最高となる見通しだ」と発表したのを受け、「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代が来た」と強調し、熱波や洪水、山火事などにつながる「異常気象がニューノーマル(新常態)となってしまっている」と警告した』(7月28日付日経新聞)。
三万人のための情報誌『選択』2月号が、〈EU離脱で深まった「生活苦」英国が「西欧最貧国」に転落へ〉という注目すべきニュースを発表している。