2026年5月25日 №561
2026年4月度・広島社会科学研究会からの政治報告
「米国の崩壊」、それは資本主義の崩壊であり、歴史は世界の労働者階級と人民に、次なる世界(人民の世界、コミュニティー共同体)を準備せよ、準備せよと迫っている。そのために、資本主義の本質、本性を徹底的に暴き、これをのり越えよう!
広島社会科学研究会
代表 梅原 秀臣
はじめに
今月は「ソ連崩壊、英国EU離脱、リーマン・ショック、トランプ大統領誕生などを次々に予見し、“現代最高の知識人”と称されるフランスの歴史人口学者・家族人類学者」として有名で、わが国の実情にも詳しいエマニュエル・トッド氏の歴史科学に基づく世界情勢分析とその発信に注目したい。
『文芸春秋』5月号、特集「ジャングル時代の生存戦略はここにある」(エマニュエル・トッド氏を中心とした対談集)の「世界は終末を迎えているのか」(対談相手は起業家・パランティアの共同創業者ピーター・ティール氏)、「米国は金と暴力と虚栄心だけ」(対談相手は国際政治アナリスト伊藤貫氏)と題する二つの対談である。
これらの対談で筆者が取り上げたいトッド氏の発言内容は概ね以下の通りである。
その一つ。[この2,3年の私の研究は、米国のシステムが徐々に崩壊していく過程である。米国は最近「二つの大きな敗北」を喫した。第一の敗北は、ウクライナ戦争での軍事上および兵器生産力におけるロシアに対する敗北。米国はウクライナが必要とする武器を十分に供給できなかった。第二の敗北は、それ以上に重要で、貿易・グローバル経済における中国に対する敗北である。中国の「レアアース禁輸」示唆によって、トランプの対中国強硬姿勢は後退。レアアース抜きに精密誘導ミサイルなどの最新兵器は製造不可である。こうした「米国の敗北」を覆い隠す(政治的に処理する)方法の一つが、米国を大きく強力に見せるための「目くらまし(陽動作戦)」。だからこそ、国際社会でより小さな相手に矛先を向けるわけである。グリーンランド問題で欧州を侮辱したり、ベネズエラのマドゥロ大統領を標的にしたりする。そして今度はイランー地域大国であるが、中露のような世界大国ではない―への攻撃である。イランへの攻撃を目にして、「米国はやはり圧倒的に強い!」と錯覚している多くの人々もいるようではあるが。…ただしもう一つ、合理的には説明できない「非合理的要素」があり、これは米国社会の内部崩壊と関係している。一言でいえば、「暴力への衝動」である。これが現在の米国の外交政策を特徴づけている。言い換えれば、『西洋の敗北』で私が「ニヒリズム」と呼んだ「破壊衝動」である。米国のエリート層には、「暴力への衝動」「自己目的化した暴力」が確実に存在している。この「非合理的要素」を考慮せずには、現在の米国の振る舞いは理解できないのである。]
アメリカ帝国主義の敗北と米国社会の分裂たる内部崩壊への指摘である。
今一つは次の内容である。
[イランへの攻撃がきっかけで、日本人やヨーロッパ人、そして世界中の人々が、米国の野蛮さや暴力に気づくことを期待した
い。トランプの異常性、つまり彼の野蛮さや暴力性ばかりが注目されがちだが、むしろ私たちは、トランプを通して“米国の真の姿”を目にしている。おそらく米国の正体を私たちに見せるために、まさにトランプ自身がそう思っているように、“神によってこの世に遣わされた”のがトランプなのであろう][米国の崩壊は予想よりもはるかに早く到来するように私には思える。もしかすると、それは一年後か、あるいは二週間後かもしれない。…「国家間の戦争や紛争は避けられない」という考えが世界の至るところ広まっているが、これは、道徳的に退廃し、ニヒリズムに陥った米国の考え方である。逆に言えば、衰退する米国の支配から世界が解放されることは、長期的には人類にとって素晴らしいことでもある。「米国の崩壊」は「世界の終わり」であると同時に「世界の再生」でもある。つまり、米国の崩壊が世界に平和の機運をもたらすという仮説に立って物事を考え始めるべき時である]と。
ここに唯物論的歴史観がある。つまり存在が意識を生み出し、意識が存在に働きかけ、この崩壊過程を担っていく。すべては歴史の運動法則であり、すべては歴史時代の産物であるということ。崩壊する資本主義社会(帝国主義社会)の姿であり、その崩壊を推し進める役割を神(歴史の運動法則=必然性)がトランプ(偶然性)に託した、ということであり、トランプがいなければ第二、第三のトランプがそれを担っていく。しかし、こうした破壊と崩壊があれば、その一方で新たな創造と建設がある、とトッド氏は言っているのである。
そこでトッド氏の引用の最後にある通り、「米国(唯一の帝国主義国家)の崩壊」は「世界の終わり」であると同時に「世界の再生」でもあり、米国の崩壊が世界に平和の機運をもたらすという仮説に立って物事を考え始めるべき時である。われわれは社会の主人公として、これを自らの課題とし真剣に考えなければならない時期にきた(歴史時代に到達している)ということである。アメリカでは2025年以降、トランプ政権に対抗する大規模な「ノー・キングズ」運動(デモや集会)が全米の主要都市を始め全国各地で展開されており、わが国では、防衛費の増額、殺傷能力のある武器輸出の自由化、国家情報局の創設、スパイ防止法や国旗損壊罪の制定、仕上げとしての憲法9条の改悪など、次々と反動と右翼民族主義まっしぐらの高市政権に対して国民の側から国会前デモを中心に、全国各地で高市政権に異を唱える集会やデモが展開され始めている。ヨーロッパでも同様に「生活と権利、自由と民主主義」を掲げて多くのデモや集会が展開されている。
ここで大切なことは、歴史科学がわれわれに求める行動(闘い、活動)の基本となる思想・政治認識(路線)とは何か、である。帝国主義の崩壊、それは土台たる生産様式としての資本主義の行き詰まりであり崩壊である。それはどういうことかと言えば、資本主義制度の根本原理(一握りのブルジョア階級が圧倒多数の労働者階級を支配し、搾取と収奪するという生産関係)が現代社会の発展した生産力にもはや対応できないほどの矛盾と段階に達し、次の世界(階級支配を克服した新たな生産関係)に道を譲る以外解決の道はないということであり、社会の主人公たる労働者階級(と人民)が、本来公共(労働者階級と人民)のものである社会の主要な「生産手段」をブルジョアジーから奪取し、階級なき人類社会を担っていくということである。
そのために資本主義とはどういう社会であったのか、その原理と
本質についてしっかりとつかんで今後に臨まなければならない。
資本主義の経済法則とは、独占資本(巨大ブルジョアジー)の国家と権力が、その権力を駆使し(戦争、暴力、抑圧、弾圧)、世界を駆け巡りながら最大限の利潤を求めて、利潤の源泉たる労働者階級と人民から搾取し、収奪する支配構造のことである。
資本主義とは、人類がたどってきた4番目の社会、経済制度(原始共同体、奴隷制、封建制、そして資本主義制度)である。そこではすべてが商品生産され、商品経済が主となっており、商品でないものはない。そしてその商品を生産するための手段(生産用具、原料、資材、土地、建物、工場)はすべて私有制であり、しかもこれを所有しているのは全人民のなかでは少数でしかない一部の有産階級(ブルジョアジー、資本家)である。そのために、多数を占めているにもかかわらず、財産を持たないプロレタリアート(労働者階級)は、生きていくためには自分の労働(力)を売らねばならない。故に労働力もまた商品である。資本家階級は労働力を商品として買い入れ、自己の所有する生産手段と結びつけて物としての商品を作り出す。資本家はその商品の価値(その商品に費やした労働力の社会的価値)と、実際に支払った労働者への賃金(労働力の使用価値、その価格)との間の差額を利潤(剰余価値)として手に入れて自己の個人的収入にする。こうして資本家階級は一貫して労働者階級を支配し、収奪し、搾取する。こうして巨大な資本家集団の支配権を維持、拡大させていく。これが資本主義である。
資本主義の基本的な特徴についてもっとも重要なことは、すべてが商品経済であるところから、人間の労働力までも商品化してしまった、ということにある。生産手段を実力で握ってしまった支配階級(ブルジョアジー)は、生産手段にありつけなかった労働者階級から、生きていくためには二本の手しかないその労働者から、労働力(働く能力)を商品として購入し、働かせる。こうして生産手段に労働力を結合させ、商品を生産し、販売する。資本家は一般の商品交換と同じ原則に従って、商品としての労働力を、労働力という商品の価値を、価格として表現した結果、賃金として労働者に支払うのである。この労働力の価値は、労働力の生産費、つまりその社会水準と文化水準に見合った労働者の生活費の総計なのである。ところがこの労働力という商品は、普通の品物と違って、生きた人間の創造性を保持した特殊な商品なのである。この創造的能力を保持した労働力は、その特殊な使用価値(使うための値打ち)の機能によって、生産された商品に、労働者が受け取った価値(賃金)以上の商品価値を付け加えるのである。
そこで、労働者は資本家から労働力と引き換えに、その生存に必要な、労働力の再生産に必要な労働時間(労働力の再生産に相当する労働時間分)に対してしか賃金支払いを受けず、それを超える剰余労働時間(生産された商品はその時代の社会的文化水準に応じた商品価値を持っており、その価値と、労働者に支払われた価値の差額分の労働時間)は、不払い労働として資本家により搾取される。資本家は、商品を販売することによってその価値を実現し(貨幣を手に入れ)不払い労働の産物である剰余価値(利潤)をわがものにする。労働者階級を搾取することによって剰余価値をその手にした資本家は、さらに最大限の利潤を求めて、
あくなき資本主義的戦場をかけめぐる。こうして弱肉強食の戦野において、巨大な資本はますます強大になり、弱小資本は押しつぶされ、プロレタリアートは永久に支配され、収奪される。ここから階級闘争は必然となり、社会主義への指向は法則的となる。これが資本主義であり、ここに資本主義の最大かつ基本的な特徴がある。
さて近代資本主義はイギリスから始まり、発展していった。島国であるために早くから国内が統一され、外国の侵略や戦場による破壊をまぬがれたこと、学問、知識、が早くから発達したこと、などがそれを可能にした。1649年にはブルジョア革命が勝利して立憲君主制となった。やがて1770年代から1870年代にかけてヨーロッパは産業革命をなしとげた。巨大資本は国家権力と結合して国家独占資本主義となり、帝国主義の段階にすすんだ。現在は帝国主義の段階に到達し、さらにこれが崩壊に向かっている時代である。
資本主義の最高の(最後の)段階としての帝国主義は1898ー1900年以後に出現した。スペイン=アメリカ戦争(1898年)、イギリス=ボーア戦争(1898ー1902年)、日露戦争(1904ー05年)、などがこれを規定する歴史的指標となっている。
帝国主義、それは高度に発展した独占資本主義であり、同時に反動と他民族の支配である。それは銀行資本が産業資本と融合したこと。金融資本の支配が全産業に実現したこと。機械製大工業と近代技術によって生産力は極度に発展してきた。この生産力の発展はすべての生産活動を社会化した。このような発展した生産力の社会化が、生産手段の私的所有という現実の生産関係と矛盾するようになり、そして遂にこれは爆発してしまった。これが第一次世界大戦とロシア革命であり、第二次世界大戦と中国革命であり、現代帝国主義の諸矛盾と民族解放・民主主義革命の高揚である。
帝国主義とはまさに資本主義の最高の段階であり、腐朽した資本主義であり、行き詰った資本主義であり、死滅しつつある資本主義である。したがってそれは、結局は新たな生産関係、つまりプロレタリア革命と社会主義に席をゆずらなければならない資本主義である。
これが帝国主義に関するわれわれの綱領的見解であり、これはマルクス・レーニン主義の理論上の原則から出発した正しい見解である。レーニンは1916年に書いた有名な論文『帝国主義と社会主義の分裂』の中で次のように言っている。[まず、帝国主義のできるだけ正確で完全な定義から始めなければならない。帝国主義とは、資本主義の特殊な歴史的段階である。この特殊性は3通りである。すなわち、帝国主義とは、(1)独占資本主義、(2)寄生的な、また腐敗しつつある資本主義、(3)死滅しつつある資本主義、である。]
また同じ年に書いた『帝国主義論』のなかでは次のように言っている。[独占が自由競争にとって代わったことが、帝国主義の根本的な経済的特徴であり、その本質である。そしてこの経済的特徴は5つの基本的標識によって定義づけられる。すなわち、(1)生産と資本との集積が、経済生活で決定的な役割を演ずる独占を作り出すほどに高い発展段階に達したこと。(2)銀行資本と産業資本が融合し、この「金融資本」を基礎にして金融寡頭制が作り出されたこと。(3)商品の輸出とは異なる資本の輸出が特に重要な意義を獲得していること。(4)資本家の国際的独占団体が形成されて、世界を分割していること。(5)最大の資本主義列強による地球の領土的分割が完了していること。つまり、帝国主義とは、独占と金融資本との支配が形成
されて、資本の輸出が顕著な意義を獲得し、国際トラストによる世界の分割が始まり、最大の資本主義諸国による地球の全領土の分割が完了したり、そういう発展段階の資本主義である]。
つづけてレーニンは特に次の点を強調する。[帝国主義の政治的特性は、金融寡頭制の抑圧と自由競争の排除に関連する、あらゆる面での反動と民族抑圧の強化である]。結論は次の通りである。すなわち、帝国主義とは「経済的には独占資本であり、政治的には他民族の支配」である。
このような現代帝国主義の本質がその社会発展法則としてあらゆる面から危機を生み出し、その帰結として社会主義を必然たらしめている。帝国主義は社会主義の前夜である。そして社会主義は帝国主義戦線のもっとも弱いところから発生するという事実、帝国主義はまずロシアという最も弱いところでプロレタリア革命に席をゆずった。
すなわち1914年から1918年に行われた、帝国主義諸国による最初の衝突、第一次世界大戦は、ロシアにプロレタリア革命をもたらした。腐朽し、死滅しつつある資本主義としての帝国主義は、その国際的 な一番弱い一環としてのロシアで鎖の環が断ち切られた。このときからプロレタリア革命の勝利が世界史における現実の問題となった。このときか ら、人類の世界を支配していた資本主義は、唯一で絶対的なものではなくなり、社会主義が出現し、これが世界的規模で広まり始めたことによって、資本主義の一般的危機の時代が始まった。マルクスの時代、共産主義はヨーロッパをはい回る一つの「妖(よう)怪」に過ぎなかったが、ロシア革命とレーニンの時代にまさに民主主義と社会主義が実際に地上に打ち立てられ、資本主義を現実に掘り崩すようになった。まさに資本主義の危機が始まったのである。
1939年から1945年にわたって闘われた第二次世界大戦は帝国主義諸国による第二回目の衝突であった。やがてこの戦争は、社会主義のソビエトが参戦するに至り、反ファシズム戦争に転化した。そしてその結果として東ヨーロッパの8か国と中国大陸で革命が勝利し、ロシアに続いてここでも帝国主義戦線の鎖が断ち切られた。今や帝国主義と資本主義世界は大動乱のなかにある。革命を目指して闘うプロレタリアートと人民の隊列、自由と民主主義を要求する人民大衆のうねり、独立と主権を求めて立ち上がる諸民族の目覚め、これらの人民闘争(革命闘争)が現代帝国主義と資本主義を揺り動かしている。
これが現代資本主義であり、現代帝国主義であり、現代資本主義と帝国主義の全面的な危機の時代であり、帝国主義とプロレタリア革命の時代なのである。
結びにかえて
ソ連・東欧の崩壊の根源、元凶は
フルシチョフの「スターリン批判」
という名の修正主義によって、党
と権力が変質し、マルクス主義が
完全に放棄された結果であった。
すべては権力問題であり、すべて
哲学的内因論にある~
歴史上一度勝利したソ連・東欧などの社会主義崩壊というこの存在(事実)をわれわれはどう見るかということである。哲学(唯物論)的に、マルクス主義の原点・原理たる唯物論的にどう見るのか、である。
それは
(1)客観的な存在、その事実を観照的、現象的、表面的に見るのではなく、その本質をしっかりつかむ。
(2)その本質とはマルクス主義の政治上・理論上の原則(それは『共産党宣言』の核心たる、すべては権力問題である。すべては階級対立と階級闘争である。すべてはプロレタリア独裁が解決する、という政治上・理論上の原則)から導き出す。
(3)この本質をつかんで「革命的実践」(『フォイエルバッハにかんするテーゼ』でマルクスが強調したこの活動)を重視し、実践する。
これが唯物論の原理であり、この立場から一切を支配しなければならない。
こうしてみるとき、ソ連・東欧・中国の社会主義崩壊の本質、その根本原因、その元凶は、あのフルシチョフによる「スターリン批判」という名の修正主義によって、中国では鄧小平によるあの「白猫・黒猫」論に代表される修正主義(経済主義)によって、その党と権力が変質し、マルクス主義が完全に放棄された結果であった。すべては思想問題であり、すべては権力問題であり、すべては哲学的内因論にある。そして歴史的事実と各種の証言で明らかなとおり、ソ連や中国がおかしくなったのは、みなフルシチョフや、鄧小平以後であった。
人類の歴史上はじめてマルクス主義に基づく社会主義を実現させたのはレーニンであった。レーニンほど徹底的にマルクス主義の原理・理念・理論上の原則を守り抜き、実践した革命家は他にいない。それは第二インターとカウツキーに対する徹底的な闘争を見ればわかる。これがあったから十月革命は勝利した。
レーニンのあとを引き継いだスターリンはレーニンの教えを守り社会主義建設5か年計画を連続して実施、遅れた農業国ロシアを、近代的重工業国家に仕立て上げた。そして1941年6月ナチス・ドイツのソ連侵攻に始まる独ソ戦の本戦に、ソビエト政権は党・政府・赤軍の三位一体によって勝利し、このときから帝国主義戦争たる第二次世界大戦(1939年9月~)は、スターリンの指導下(ソ連の実力と彼の指導力)で英・米・仏、その他の資本主義国も共同戦線をしいて反ファシズム解放戦争へと性格を変え、ファシズムの三国同盟(独・伊・日)を打ち破ったのである。
この「偉大な社会主義」が、一度は「スターリン批判」という名の裏切り者によって台無しにされてしまったが、哲学歴史科学の法則にもとづいて、われわれはこれを引き継ぎ(復興し)、引き上げて(発展させて)いかねばならないのである。
以上。
《2面》
国際的知識人エマニュエル・トッド氏の発言「米国は“虚無的暗殺国家”に成り下がり、今や音を立てて崩壊していっている」(2016年4月9日付朝日新聞)は正しい。イラン戦争によって、米帝国主義(資本主義)はいよいよ崩壊し、「トランプ宇宙」は大爆発を遂げ、歴史の新しい時代の扉を開くであろう!
現代は歴史の重大な転換期である。人民戦線の旗を高く掲げ、人類の未来、コミュニティ共同体を目指し、更に前進しよう!
2026年2月28日、トランプ米政権とネタニヤフ・イスラ
エル政権は、イランに対する一方的大規模攻撃、イラン戦争を勃発させた。イランの核開発をめぐる外交交渉の最中、突如始められた米・イスラエル政権によるこの攻撃は、国連安全保障理事会の決議も米議会の承認も受けていない、完全な国際法違反の軍事攻撃であった。
敗北が予測される11月中間選挙を前に、焦りに焦るトランプ大統領は、ネタニヤフ政権の強力な誘いに乗せられ、イスラエルと共にイランに大規模攻撃を加え、さらにイラン国民に「体制転換」を呼びかけた。彼の脳裏には、この1月のベネズエラでの軍事作戦(CIA主導)でマドゥロ大統領拘束を実現させた「成功体験」があり、イラン攻略も「短期決着」で終わるはずであった。しかし、結果は全く逆となった。イスラエルによるイラン最高指導者ハメネイ師や政権中枢幹部の殺害、米軍による学校に対する攻撃・破壊(生徒57人が犠牲)は、イランの反体制派国民の反発、怒りを買い、イラン政権の徹底抗戦態勢の強化をもたらしただけであった。結果、イランは「ホルムズ海峡封鎖」(石油封鎖)を武器とする捨て身の持久戦略に突入。原油価格の高騰、供給激減により、世界経済は大波乱、大混乱の危機に。
現在、トランプ大統領は「ホルムズ海峡逆封鎖」を強行し、あれこれの「脅し」「攻撃」「交渉・取引」を駆使し、「早期停戦」を急いでいるが、解決のめどは全く立っていない。トランプ批判は国内外で高まり、中間選挙の大敗は必至となっている。
こうしたトランプ政権と国際情勢の現状について、著名な国際的知識人の仏人類学者・歴史学者エマニュエル・トッド氏は、2026年4月9日付朝日新聞のインタビュー『米国の暴走 日本の錯覚』において、次のように語っている。
(1)「今回のイランでの戦争は、米国がすでに喫している『二つの巨大な敗北』に続くものだ。第一の敗北は、ウクライナにおけるロシアに対する米国の事実上の敗北で、製造業が衰えた米国は、ウクライナに十分な武器や弾薬を提供できず、米国の産業システムが大規模な戦争を支えられない事実が露呈した。第二の敗北は、中国に対する敗北である。トランプ米大統領は関税で中国を威嚇したが、中国がレアアースの禁輸で脅し返すと、すぐに撤退を余儀なくされた。イランへの攻撃も、(ベネズエラと)同じ様に始まったが、イランは崩壊せず、事態は収拾がつかなくなり、米国にとって 『三つ目の巨大な敗北』になるであろう」「世界で、米国で今起きていることは、巨大な帝国の崩壊そのものであり、私たちが慣れ親しみ、長く世界を支えてきた理念や構造が、音を立てて崩壊しているような事態である」
(2) 「この戦争の根本には、米国社会の道徳的・精神的崩壊がある。 かつて社会を統合していた規律や価値観が失われ、退廃や
帝国主義とは何か。レーニンは『資本主義の最高の段階としての帝国主義』(1916年)において、『帝国主義の
経済的基礎は独占資本であり、それは併合(他民族支配)を、民族的抑圧の強化をもたらす』。『帝国主義は死滅しつつある資本主義』であり、『帝国主義の下では資本主義の不均等発展のため新たな世界再分割の帝国主義戦争は不可避』であり、『この戦争によって帝国主義の力は弱められ、そのもっとも弱い地点において労働者階級が帝国主義戦線を突破する可能性を与える』『帝国主義が自ら滅亡したり、死滅するのではない。労働者階級の革命のみが資本主義を転覆させることができる』と。
人類が経験した第一次世界大戦と第二次世界大戦という二つの帝国主義大戦、そして今迎えつつある三つ目の「帝国主義戦争」を振り返ってみれば、レーニンが明らかにした帝国主義の本質ーその死滅・崩壊の運命ーがまったく正しいものであることが分かる。
第一次世界大戦は1914年に開始され、1918年に終わった。この時代、帝国主義国家は「ドイツ、オーストリア・ハンガリー、イタリア」(帝国主義同盟)と「イギリス、フランス、ロシア」(三国連合)に分かれ、植民地・石油資源を巡る世界戦争を繰り広げた。戦争の結果はどうなったか。「同盟側」が敗北し、ヨーロッパにおける巨大な帝国主義国家であったドイツ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国は敗北・崩壊し、ヨーロッパにおける有力な帝国として生き残ったのは英・仏両帝国のみとなった。ロシアでは、レーニンとボリシェビキが「帝国主義戦線の弱い地点を突破する可能性」を現実性に転化し、プロレタリア革命を勝利させ、第三インタナショナルを結成し、資本主義に恐怖を与えた。まさに、帝国主義は戦争を通じて弱体化し、ロシア革命を生み出し、全面的危機の時代(第1段階)を迎えたのである、
第二次世界大戦も、その起源からみれば帝国主義戦争であった。資本主義世界は1929年秋から始まった大恐慌に襲われ、その内部矛盾を激化させ、戦争は不可避となった。この時、帝国主義国家は、ベルサイユ体制(第1次世界大戦の講和体制)で苦しめられ反攻を企てるドイツ帝国を中心とする「日・独・伊三国同盟」と、「米・英・仏を柱とするの連合国」に分かれ、1939年9月、戦争に突入した。1942年6月、ドイツファシズムはソビエトに侵入、独ソ戦が開始された。スターリンとソビエトは「民主主義的自由の回復」の旗を掲げ、「ファシズム三国同盟」と戦う米・英・仏に連合を呼び掛け、「反ファシズム解放連合」を形成。これにより第二次世界大戦は反ファシズム解放戦争となった。戦争の結果、日・独・伊のファシズム国家は完膚なきまでに打ちのめされ、勝利した英・仏も疲弊し、国力を弱め、、唯一、新興大国・アメリカだけが生き残った。一方、ソビエトを中心とした反ファシズム解放戦争の勝利は、東欧8か国、中国、モンゴル、北朝鮮、ベトナムの解放・革命を生み、資本主義は全面的危機の第2段階を迎えた。
さて、現代資本主義の全面的危機の第三段階(第三次帝国主義戦争)は1970年代に始まり、今日に至っている。1970年代、唯一の資本主義大国であり、「世界の警察官」であった米帝がベトナム侵略戦争に敗れ、「ニクソンショック」(基軸通貨ドルの金交換停止)、「石油ショック」(中東産油国結束による油価高騰)を引き起こし、国際資本主義は深刻な危機に陥った。更に、アメ
を失い、自信喪失に陥った結果の産物であり、その爆発・崩壊はアメリカ人民の革命化を促し、「民主主義的米国史」の最後を告げる打ち上げ花火となるであろう。移民排除をはじめ自らの政策を強行的に実現させている。国際的には、国連を無視し、国際法を無視し、民主主義の枠内で形成された「国際秩序」を平然と破壊し、わが道の「米国第一主義」の道を突っ走っている。「トランプ宇宙」、それはアメリカが豊かさ・誇り・権威 ここで、ファシズムについて、次の一言を付け加えておこう。
ファシズム(ナチズム)とはいったい何か。それは混迷と危機、大衆の政治不信をバックに、民主主義を全面否定して登場する。ファシズム(ナチズム)に関するもっとも正確で原則的な定義は、レーニン(1924年1月21日没)が出席した最後の大会となったコミンテルン第四回大会(1922年11月7日)と第六回大会(1928年7月15日)において、次のように明記されている。
「ファシズムとは、金融資本の、もっとも反動的な、もっとも排外主義的な、もっとも帝国主義的な分子による、公然たるテロ独裁である」
「ファシズムは資本主義の強さの証拠ではなくその弱さの証拠でもある。だからファシズム独裁は凶悪な権力ではあるが不安定なものである」
「ファシズムが権力につくことは、一つのブルジョア政府のあとに他のブルジョア政府がつづくという形ではなく、ブルジョアジーの階級支配の一つの国家形態(ブルジョア独裁)が他の国家形態(公然たるテロ独裁)に取り換えられることである」
ファシズムの申し子であるナチス・ヒトラーは、ソビエトを先頭とする反ファシズム解放連合によって完膚なきまでに打ち砕かれ、1945年4月30日、ソビエト軍接近の報を耳にしながら、ベルリンの総統官邸の廃墟の中で、惨めな自殺を遂げた。右翼民族主義とファシズムの敗北の運命は、歴史が完全に証明し、検証している。
現代の無重力時代の民族主義の本性は対立・戦争である。世界平和は諸民族(人民)の国際共同体によってのみ達成される!
帝国主義と現代資本主義は終焉の時を迎えているーその必然性が、人類社会最後の帝国主義国家たるアメリカ帝国主義の一極支配を終わらせた。その結果ついに世界は重力を失い、漂流し、無政府状態となり、バラバラになり、必然的に人間欲望の自由主義の国家形態たる民族主義と無差別テロが爆発しているのである。
イラン戦争・ウクライナ戦争等、今日、全世界に吹き上がる対立と抗争、内乱と暴動、国家間の紛争と非難合戦などはみな、すべては歴史(歴史的に形成されてきた諸国家間の経済的政治的矛盾)と民族主義の爆発である。民族主義が形や姿を変えて、宗教対立となり、経済紛争となり、国境紛争となっている。しかし、右翼民族主義の典型であるナチス・ヒトラーと日本軍国主義の敗北の歴史が既に証明しているとおり、民族主義に未来はない。
この人間欲望の自由主義的国家形態たる民族主義(自国
空虚さの中で、まるで破壊や殺戮そのものを楽しむかのような『虚無主義(ニヒリズム)』が広がっている。これ(他国の指導者を排除、暗殺すること)は狂気の結果であり、ヒトラーのようなやり方である。今年7月で建国250年を迎える民主主義国家である米国の政治システム自体も変質している。暗殺に頼る米国の対外政策ではCIAが最も重要な機関になっている。米国という国家は『虚無的な暗殺国家』へと成り下がった」
(3) 「日本の本来のナショナリズムは、日本の主権を求めることである。『中国との関係を悪くすることがナショナリズムだ』と錯覚するのは、まさに空想のナショナリズムである。日本がとるべき道は、米国から距離を置き、類似性が強い中国・韓国を含めたアジア諸国と、平和的に理解と関係を深めることだ」
トッド氏のこれらの発言、ここに真実がある。ここで語られているイラン戦争の歴史的事実の根底にある階級的本質とは何か。それは次の3項目に集約される。
第1に、イラン戦争は米帝国が引き起こした帝国主義戦争であり、この戦争によって「トランプ宇宙」は大爆発を遂げ、米帝国は全面的崩壊の時を迎える。米国民は怒りを爆発させ、団結し、戦争を内乱に転化させ、コミュニティ共同体を目指し、大転換を遂げるであろう。
第2に、頂点に達した帝国主義(現代資本主義と)は腐敗堕落を極め、その国家はナチズム的な『虚無的な暗殺国家』に成り下がり、非人間的な狂気に陥っている。現代資本主義とその権力は、世界を「野獣化・ジャングル化」させてしまった。その回復は労働者階級と人民が目指すコミュニティ共同体による以外にない。
第3に、現在、諸国はいたずらに民族主義を爆発させ、「対立」(敵)を作り、相争っている。米帝の「一極世界支配」が崩壊した今日、日本のみならず、米国・中国・ロシアはじめすべての国家(ブルジョア国家)が「自国第一主義」(民族主義)を主張し、至る所で対立と戦争を引き起こしている。世界の平和と安全は、諸国・諸民族が真の国際共同体を創り上げ、平和の敵である民族主義を克服する以外に実現の道はない。それを成し得るのは、生まれながらの国際主義者である労働者階級のみである。
以上、ここにイラン戦争の歴史的階級的本質がある。以下がその具体的内容である。
帝国主義は戦争を通じて弱体化し、崩壊していく。米国人民は戦争を内乱に転化し、コミュニティ共同体時代へと大転換を遂げるであろう!
リカは21世紀初頭に勃発したイラク戦争に敗北、米帝の「世界一極支配体制」は完全に崩壊し、世界は無重力・漂流の時代を迎えた(二大陣営として対立し ていた社会主義陣営は内部変質によって崩壊し、その運動は消滅し、完全に影響力を失ってしまった)。その結果、世界はバラバラになり、必然的に人間欲望の国家形態たる民族主義と無差別テロが蔓延、世界は「野獣化・ジャングル化」した。
こうして衰退・弱体化した米国に登場したアメリカ版右翼民族主義のトランプ政権は、「米国第一主義」の「トランプ宇宙」を膨張させ、利己主義を振り撒き、「国際秩序」を崩壊させ、世界を大混乱・大混迷に突き落としている。11月中間選挙の敗北は不可避である。「トランプ宇宙」の爆発は、同時に、既に「『NOKINGS運動』(反トランプ運動)の抗議デモを展開している800万の大衆」(3月29日付日経新聞)の怒りに火をつけ、革命的前衛党に導かれた革命的プロレタリアート・人民は、戦争を内乱(自国政権打倒の闘い)に転化させ、アメリカ資本主義の息の根を止めるべく、偉大なコミュニティ共同体社会へと大転換を遂げていくであろう。
帝国主義は国家をナチズム的な「虚無的暗殺国家」たらしめ、世界を「ジャングル化」させてしまった。人間性を回復させる力を持つのはコミュニティ共同体のみである!
帝国主義の非情・非人間性は、最近のイラン戦争や米国と一体となったイスラエル・ネタニヤフ政権によるガザ攻撃によって、あらためて暴露された。がしかし、これは決して今に始まったことではない。帝国主義と帝国主義戦争の登場は人間の争いと戦いの様相を一変させ、極めて非情・残酷なものにしてしまった。
第一次世界大戦では毒ガス兵器、飛行機、戦車が出現。第二次世界大戦では戦略爆撃機と原爆による無差別殺りくが日常化した。まさに帝国主義戦争は、非人間的、非人道的、非道徳的な人類虐殺の戦争となった。またその戦争は戦場と非戦場、戦闘員と非戦闘員、老若男女の差もなくし、無差別大量殺人マシンとなった。まさに野獣化の世界である。また、1962年から1973年にかけて戦われたベトナム戦争は誠にし烈を極めた。アメリカは延べ300万人の兵力を動員、死傷者は35万8千人に達し、2千人以上の行方不明者がおり、戦後の帰還兵は各種の障害に苦しみ多くの自殺者を出した。アメリカはこの戦争では原爆以外のあらゆる化学兵器を使った。第二次世界大戦でアメリカが使った爆弾投下量は610万トンなのに、ベトナム戦争の9年間だけで1400万トンに達した。特に化学物質である枯れ葉剤の使用は山や森や林を消滅させ、人間性を否定するようなシャム双生児や、無脳症など、先天性奇形児の出産や死産を多発させた。この戦争で、ベトナム側は戦死者300万人、民間人の死傷者は400万人を出したが、不屈の闘いを展開し、民族解放を闘い取った。
帝国主義は昔も今も、非情であり、非人間的であり、人間の自由・民主的権利・人権など決して認めず、尊重などしない。それが帝国主義の本質であり、本性なのである。
現在のトランプ米政権は、「一極世界支配」の座から転落し、単なる大国に落ちぶれたアメリカに出現した右翼民族主義であり、その精神は「ナチ的・ファッショ的」であり、ニヒリズム(虚無主義)そのものである。トランプ政権は国内的には、議会を徹底的に軽視し、「大統領令」(全権委任)を連発し、「独裁的」政治によって
第一主義)を乗り越える力、それは労働者階級のみが持っている。『共産党宣言』(1848年)において、マルクスは次のように言っている。「労働者階級は祖国を持たない」「一個人による他の個人の搾取が廃止されるにつれて、一国民による他の国民の搾取も廃止される」「一国民の内部の階級対立がなくなれば、諸国民のあいだの敵対関係もなくなる」と。即ち、万国の労働者階級は一つであり、自国の労働者階級と他国の労働者階級との間にはいかなる敵対関係も存在しない。労働者階級は生まれながらの国際主義者であり、共同体主義者であり、民族主義(自分第一主義)とは全く無縁である、と。
国際的な労働者階級と人民を団結させ、統一させ、国際共同体・コミュニティーを作り上げる決定的力、それこそ各国の革命的前衛党とその結束であり、国際共産主義運動の統一体・インタナショナルである。「万国の労働者団結せよ!」(マルクス)。
結び
歴史は常に運動し、変化し、発展し、転換して次々と新しい時代を作り出していった。そして歴史を見ればわかるとおり、変化は静かで一直線ではない。爆発と収れんは歴史法則である。歴史は必然を持って前を目指すが、その過程では常に偶然が伴う。偶然は必然のための産物であり、偶然は必然のための糧である。そして必然の世界とは人民の人民による人民のための世界であり、より高度に発展したコミュニティ社会である。歴史は到達すべきところに必ず到達する。
(2) コミュニティーとは何か。人民による人民のための人民の世界とは何か。それは国家、社会、生産活動の運営目的を、最大限の利益と利潤追求のみに注ぐのではなく、すべてを人民の生活と文化水準と社会環境の安心・安全・安定のために注ぐ。
(3) 生産第一主義、物質万能主義、拝金主義、弱肉強食の国家と社会ではなく、人間性の豊かさと人間の尊厳と人間としての連帯と共生の国家と社会にする。
⑷ 金と物がすべてではなく、人間の心と自然の豊かさが第一であり、姿や形だけの美しさではなく、働く人びとの生きる姿と心の美しさが第一であり、一人だけで急いで先に進むのではなく、遅くてもみなが一緒に進む。
(5) 人類とその社会は生まれたときから環境の産物であり、歴史的なものであった。環境が変われば人/類とその社会も変わる。国家と権力が変われば人類社会は変わる。
(6) そのための力こそ、すべてを人民のための・人民による・人民の政治と権力であり、その具体的表現たる人民評議会である。ここに本当の民主主義がある。
(7) 人類が最初にはじめてつくった社会は、原始的ではあったが、そこにはまさに共同と共生と連帯の人間的社会があった。そしていくたの回り道をしたが、その間により大きくなってもとに帰る。つまりより高度に発達した近代的コミュニティ国家と社会へ。ここから本当の人間社会、人民の社会が生まれる。こうして人類は総力をあげて大宇宙との闘い、新しい闘い、宇宙の開発と開拓の闘いに進軍するであろう。

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