2020年11月25日 №495

2020年11月25日 №495

《2020年米大統領選挙の結果、現代の歴史時代について》

 大混迷の末、トランプ大統領の「敗北宣言」がない中、民主党バイデン氏の当選が決定した。「歴史は、運動し、変化し、発展していく」という科学的歴史観の法則を検証した。今後、アメリカは新しい時代を求め、転換し、爆発していくであろう!

 

「米大統領選の混迷は資本主義崩壊の象徴。次の新しい世界はコミュニティー社会である」との科学的歴史観を哲学的に定式化したマルクスの『経済学批判・序論』(1859年)に確信を持て!

 

 

 世界が注目したアメリカ大統領選挙は、11月3日、投票終了後、開票が始まった。民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)の優勢という事前予想(世論調査)の中、実際には、共和党のドナルド・トランプ大統領の猛烈な追い上げで、決着が見通せない大接戦、大混迷となった。

 投開票から5日後の8日、最後の激戦となっていた5州のうちペンシルベニアとネバダ州で、バイデン氏が勝利し、「選挙人」過半数の270人(バイデン氏279―トランプ氏214)を満たし、米メディアは一斉に「バイデン当確」を報道、大統領に当選したことが判明した。

 バイデン氏の当選は、「トランプ旋風」の反動であり、アメリカの分断や、感染者1010万人、23.8万人の死者(11月3日現在)を出したトランプ政権の無策(国民大衆の怒り)などがある。しかしバイデン氏はアメリカの資本主義の代表であり、古い民主党の政治家である。結局は何もできないであろう。

 トランプ大統領は、バイデン当確が報じられた直後、ツイッターで「選挙は私が勝っている。バイデンは選挙を盗んだ。訴訟、法廷闘争を徹底し、最高裁まで行けばすべてが明らかになる」と声明。「敗北宣言」を拒否したが、すでに共和党や高官の中からも対立や分裂も判明。

 バイデン大統領が誕生したが、二つに分断されたアメリカはそのままである。8日の勝利宣言で「私はアメリカを一つにする。そのための大統領になる」と演説したが、過去当選した大統領が皆、言ってきたことである。

 分断されたアメリカはどうなるのか。選挙中、トランプ派とバイデン派が相争ったように、話し合いで決着のつくものではない。アメリカは分断された「二つの国」である。これを解決するのは戦い以外に道はない。選挙では何も解決しない。アメリカの南北戦争をはじめすべては戦い(内戦)が決定したのである。歴史が教える通りである。

 アメリカの未来とは何か。資本主義はもう歴史的に終わっている。アメリカも同じである。その先に、生まれる社会は共同体であり、コミュニティー社会である。つまりリンカーンが南北戦争で宣言した「人民による人民のための人民の政治」である。これが分断された二つの国、アメリカを統一させ、団結させる唯一の、科学的な道である。歴史が今、このことを提起している。ここにアメリカの道があり、リンカーンの道がある。すべての歴史は(原始時代を除き)階級闘争の歴史であった(マルクス)。

 歴史の到達点はコミュニティーである。

 現代の歴史時代とは何か。それは世界は無重力の時代であり、漂流する時代であり、大衆の怒りがいたるところに爆発している時代である。その根底にあるのは資本主義というこの政治・経済・社会制度が生み出す必然の産物としての抑圧と生活苦、失業と貧困、格差社会の拡大と前途への不安、である。この現象と原因については水野和夫氏の著作『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社刊)が解明しているとおりである。つまり歴史は人類社会の根本的転換期に到達しており、人類社会は永遠に存在し続けるために、原始社会から奴隷制へ、そして封建制から資本主義へ、こうして次の時代たるコミュニティー共同体へと変わらなければならない時代に到達している。歴史は変化を求めて爆発する。

 これは哲学・歴史科学の必然の法則である。この必然性が、人類社会最後の帝国主義国家たるアメリカの一極支配を終わらせた。その結果ついに世界は重力を失い、無政府状態となり、バラバラになり、必然的に、人間欲望の自由主義の国家形態たる民族主義と無差別テロが爆発しているのである。民族主義に未来はない。

 トランプ旋風は混迷したアメリカ、「オバマ旋風」の産物であり、現代の世界にあふれる民族主義のアメリカ版であった。トランプ大統領の「米国第一」によってアメリカは完全に帝国主義の地位を失い、普通の国に没落した。アメリカも世界同様、対立と抗争、テロと暴力、内乱と暴動の歴史時代となった。新しい時代は、共同体からコミュニテイー社会である。大統領選の序盤、その行方を左右した「若者たちの社会主義への共感」(読売新聞1月21日付)は歴史時代が作用した反映である。ここに歴史の必然性があり、現代の歴史時代がある。

 

 第2、日本資本主義も本当に危機である。総裁選挙で「分断から協調へ」を掲げた候補者がいたほどである。それほど日本社会は格差の拡大や、不安感が広がっているのである。米国の大統領選挙の事実が示す通り、アメリカは完全な分断社会である。日本もそのアメリカに似てきたのである。こうした現代の歴史時代が、従来のような世襲政権ではない菅政権という、いわゆる「たたき上げ」の無派閥政権を生み出したのである。しかもこの格差の拡大、危機感、不安感は7年8か月という長期安倍政権のうちに深まったものである。好景気というが、実体は株価が上がっただけで、実態経済の改善はなかったのである。これがアベノミクスの本質である。

  第3、解散・総選挙について、菅義偉首相は、就任以来、「コロナと経済の両にらみ、仕事がしたい」と言っている。また、選挙を取り仕切る二階幹事長も9月30日、新聞とのインタビューで、「目前に重大な案件が横たわっている。その問題の解決に専念する首相の判断は正しい。党内にある早期解散への期待論については『世論調査や世間の噂』に乗っかって軽々に判断すべき問題ではない」(10月1日付日本経済新聞)と断言した。つまりそれは追加の経済対策を打って、それから選挙という「二階・菅政権」の選挙対策であり、党内と与党の主導権争いで優位に立っている証明である。ここに自民党の危機感、現在の党内事情と力関係がある。新しい野党も誕生した。今後の政局はどうなるか。注目してよい。

 

『サンデー毎日』(2020年9月27日号)の〈倉重篤郎の「ニュース最前線」〉で、金子勝氏(慶應大学名誉教授)は安倍首相の退場、「アベノミクスA級戦犯論」の本質について大いに論ず!

 

 その核心は次の点にある。

 異次元緩和策の本質は?

 「最後の貸し手の日銀が国債を大量に購入し、市場に低金利、ゼロ金利の資金を大量供給(量的緩和)することにより経済活動を活性化させようという政策だ。…

 経済構造を改革する上での一種の痛み止め、ステロイド治療のようなものだった。安倍・黒田時代は、長期、かつ全身に対する麻酔となった。後は野となれ山となれ、という片道切符療法だ。痛み止めも、ステロイドもあまりに長期に打ち続けるとある時点から麻薬化する」

 アベノミクス総崩れ?

 「安倍氏はそれが崩壊する決定的瞬間から逃げたことになる。まさに昭和19(1944)年の東條英機政権の退場と似ている。負ける、という流れが決定的になった瞬間に逃げた。東條後の日本は、本土空襲、沖縄戦、広島、長崎への原爆投下と国民はこれでもかと辛酸を嘗めた。安倍後も厳しい試練が待ち受けている。あの戦争時と同じように楽観シナリオだけで異次元緩和に突入し、国債の日銀直接引き受けを禁じた財政法5条精神を裏切り続けた末、気が付いてみたら民間企業は『粉飾と薬漬け』で精気なく、国家財政は崩壊の一歩手前まできていた」

逃げたのに同情票だ。

 「病気の安倍氏をなぜ批判するのか、一生懸命やったのに駄目だったというような話にしてしまう。一国のリーダーの責任が問えない言論状況だ。それもまたあの大戦末期とそっくりではないかと僕は思う」

 「ニュース最前線」の目(倉重篤郎)

 金子教授の「アベノミクスA級戦犯論」だ。外から裁かれるのではなく、日本国民が民主的ルールに基づき国家と言論の場でなすべきだろう。安倍=東條論に立つと、菅氏は小磯國昭政権の役回りとなる。同政権が戦局挽回を果た

 



った。そして強大な帝国は世界でアメリカだけとなった。

現代、そのアメリカは衰退し、資本主義はもう統治能力を喪失、老いてしまった。結果、世界は無重力となり、アメリカにも対立と抗争、テロと暴力、内乱と暴動の世界が出現。歴史が教える通り、内乱や戦争、爆発は、新しい世界を生み出す助産婦であった。ここに歴史科学がある。

 内外の知識人は、共通して、みなアメリカの南北戦争(1861~65年)の再現を予言している。かねてより人類の未来は「共同体主義」にある」と訴えている会田弘継氏(関西大学客員教授)は「米国の現状は南北戦争の前夜に似てきた」とはっきりと言っているのである(10月17日付日本経済新聞)。

 南北戦争は奴隷制度を廃止し、400万の黒人奴隷が身分制度から解放され、アメリカ近代資本主義の出発点となった戦争であった。

 歴史は偉大であり、歴史科学は偉大である。

 

マルクスの「経済学批判・序論」(1859年)は、人類の発展と未来を歴史的に展望した科学的理論である。アメリカ、そしてわれわれの展望もここにある。今こそ古典を紐解き、歴史科学観に立ち返ろう

 

 歴史の科学的発展については、マルクスは名著『経済学批判・序論』の中で詳しく展開している。その核心は次の点にある。

 (一)人類の世界は一貫して、生産力の発展が生産関係を規定していく。これは哲学歴史科学の必然的法則である。このような生産関係(国家と社会、政治対立と政治闘争)が思想・政治・イデオロギーを生み出していく。存在が意識を生み出す。

 (二)生産力の発展は必然であり、無限である。そして生産関係の発展と変革も必然であり、無限である。人類の歴史は(原始時代を除けば)古代―中世―近世―現代を通じて、政治対立と政治闘争の歴史であった。この政治対立と政治闘争が歴史転換の原動力となり、戦争を通じて歴史は転換した。

 (三)生産力の発展にもとづく生産関係の変革の到達点はコミュニティー共同体から社会主義への道である。この時点をもって人類の前史は終わり、以後人類は総力をあげて大宇宙の開発と開拓に取り組む、という点にある。

 マルクスの哲学世界観の正しさは、すでに明らかにした通り、古代ギリシャ文明と、国家の成立はすべて生産力の発展にもとづく、商品経済の成長と、財産の蓄積が土台になっており、この法則は人類の歴史を貫いているという事実によって証明されている。

 この法則は、真の民主主義の発展と前進と勝利は、人類の歴史上における三大革命―パリ・コミューン(1871年)、フランス大革命(1789年)、ロシア革命(1917年)―を通じて進化し、完成された。

 パリ・コミューンは真の民主主義はコミューン(共同体)国家と社会の中でのみ実現されることを教えた。

 フランス大革命では「世界人権宣言」が発せられ、万民は平等社会でのみ人民の権利は保障されることを証明した。

 ロシア革命では真の民主主義、人民の権利と主権は人民評議会によってのみ実現されることを確認した。

 真の民主主義は直接民主主義であり、それは、各界、各層、各分野毎に組織された人民大衆の自治組織、評議会で意思決定され、確認された権利を主張し、実現するための闘い、行動し、実現する人民の権力である。いたるところに評議会を組織せよ。

 人類の歴史は原始時代―奴隷制時代―封建制時代―資本主義時代へ、そして現代独占資本と帝国主義の時代に登りつめた。資本主義が頂点に達した現代、らん熟し、腐敗し、堕落してしまった現代、その権力はもはや統治能力を失ってしまった。もはや老いてしまったのである。だから『さらば資本主義』(佐伯啓思)という結論が出て来たのである。

 歴史の到達点はコミュニティーである。

 

 

コミュニティー社会とは何か。民主主義とは何か。古代ギリシャ文明が生み出したその原理は「人民の主権」「人民の意思」「人民の政治」であり「人民の人民による人民のための政治」(リンカーン)のことである

 

 アメリカは今後、資本主義が頂点に達した結果として、ますます腐敗・堕落していく。対立と抗争、テロと暴力、内乱と暴動の社会へ、その兆候がすでに表れている。科学的必然性である。

 一つは、第一回テレビ討論会で、トランプ大統領の「下がって待機せよ」という発言に代表される通り、白人至上主義者、人種差別主義者は、武装し、アメリカ社会に住み着き、暴れ回るであろう。

 二つは、ミシガン州では民主党の知事を拉致し、議会を乗っ取る計画が発覚。武装勢力の徘徊は日常化する。そしてやがて人民大衆が武装する転機となる。

 三つは、陰謀集団「Qアノン」の急増である。「地球は平面である」とか「オバマ前大統領や投資家ソロス氏がクーデターを計画した」とか、SNSを通じ、ウソ八百を言いふらしている。ヒトラーの再現である。

 これらは氷山の一角である。アメリカ社会、アメリカ資本主義、現代資本主義は、こうして没落していく。

 多くの人々はアメリカは民主主義と自由の国だという。本当だろうか。「何をやってもよい」という自由は本当の自由や民主主義ではない。歴史が求めている真の民主主義は、リンカーンが宣言した通り、「人民の人民による人民のための政治」によってのみ実現するのである。アメリカの「自由」はブルジョア自由主義である。

 コミュニティー社会とは何か。真の民主主義とは何か。

 民主主義・デモクラシーという語は本来ギリシャ語の「人民」と「権力」という二つの言葉を一つにしたものであって、その原理は人民の主権、人民の意思、人民の政治のことであり、リンカーンはこの原理のもとに奴隷解放を宣言した。そのギリシャは人類最初の文化、古代ギリシャ文明の発祥の地である。ギリシャは先史遊牧民が北方から南下、この地に定着、その地形と地勢、その時代が生み出した商品経済活動の基地として栄えた。その財力によって自由都市がアテネ、スパルタなどにコミュニティーが生まれ、紀元前600年には国家が発展していった。紀元前800年には歴史上はじめてギリシャ文字のアルファベットも完成した。

 こうした歴史時代が、その国家をどうして運営するかが問題となり、ギリシャに発展した古代哲学者たちによって「民主主義」という理念が生まれた。

 だがこの理念は商品経済の発達に合わせ国家の形態と機能と共に変化をもたらしていった。その結果が自由主義的商品経済にふさわしい「自由主義的民主主義」としての投票による選挙制となった。アメリカでもやがて新しいシステム、新しい制度についての論議が沸騰していくであろう。新しい歴史時代が今、「評議会」への大転換を求めている。

 

選挙や投票への幻想を捨て、人民評議会へ

 

 アメリカ大統領選挙が教えた通り、選挙や投票は愚民政治である。

 投票によって政府や政治家を選ぶという方法が出現したのは紀元前五世紀の古代ギリシャであった。ギリシャには当時多くの都市国家(ポリス)が生まれたが、その中のアテネは早くから市民参加型の政治が発展し、やがて投票によって政治指導者を選ぶ方法が採用されるに至った。そして投票用具に用いられたのが陶器の破片であった。投票の結果、市民に人気のない指導者は追放された。そこから歴史上「陶片追放」という言葉が生まれた。結果としてこの制度は、結局は人気投票となり、そこから大衆迎合(ポピュリズム)という悪しき風習が作り出されてしまった。そしてそこからこの方法は政治指導者や、政党間にとって人気取りの政争道具になってしまった。アテネでは政治の無能力と分裂を生み出し、国力は低下し、やがて隣国のスパルタに敗北してしまった。

 


 

 歴史しかしこの制度は大衆支配の手段、ブルジョア自由主義の装飾物として、より巧みに引き継がれていくのである。つまりは大衆の理性・自覚ではなく、その本能を利用し、本能を駆り立て、自由主義を叫びたて、風の吹くまま、気の向くまま、行き当たりばったり、そのときの個人的感情によって誰かに投票するという、まさに無政府主義、愚民主義、衆愚主義という、ブルジョア政治の根幹になってしまったのである。

 

 結 語・われわれの未来展望

 

 われわれはすべてを哲学・歴史科学的世界観に徹するよう呼びかける。われわれの一貫した訴えは次のような共同体思想である。

 ①人類とその社会は永遠の過去から永遠の未来に向かって運動し、発展し、爆発収れんされつつ前進していく。そのエネルギーは人間の生きる力であり、その物質的表現としての生産力である。

 ②生産力の発展がその度合いに応じて生産関係としての人類社会(国家)を作り出していった。それは最初の原始共同体、次の奴隷制、封建制、資本主義制、そして社会主義へと一貫して生産力の発展が生産関係(国家)を変化させていった。これからもそうなる。

 ③物理学が証明しているとおり、すべての生物は環境が作り出していく。人類もまた環境の産物であり、進化していった。環境が人間を変えていく。新しい環境と新しい社会は新しい型の人間を作り出していく。

 ④人類の歴史を見ればわかるとおり、一つの支配権力、一つの国家形態が永遠であったことは一度もない。歴史は常に運動し、変化し、発展し、転換して次々と新しい時代を作り出していった。そして歴史を見ればわかるとおり、変化は静かで一直線ではない。爆発と収れんは歴史法則である。歴史は前を目指すが、その過程では常に偶然が伴う。偶然は必然のための産物であり、偶然は必然のための糧である。そして必然の世界とは人民の人民による人民のための世界であり、より高度に発展したコミュニティー社会である。歴史は到達すべきところに必ず到達する。

 

 

 ⑤コミュニティーとは何か。人民の人民による人民のための世界とは何か。それは国家、社会、生産活動の運営目的を、最大限の利益と利潤追求のみに注ぐのではなく、すべてを人民の生活と文化水準と社会環境の安心・安全・安定のために注ぐ。

 ⑥生産第一主義、物質万能主義、拝金主義、弱肉強食の国家と社会ではなく、人間性の豊かさと人間の尊厳と人間としての連帯と共生の国家と社会にする。

 

 

 ⑦金と物がすべてではなく、人間の心と自然の豊かさが第一であり、姿や形だけの美しさではなく、働く人びとの生きる姿と心の美しさが第一であり、一人だけで急いで先に進むのではなく、遅くてもみんなが一緒に進む。

 ⑧人類とその社会は生まれたときから環境の産物であり、歴史的なものであった。環境が変われば人類とその社会も変わる。国家と権力が変われば人類社会は変わる。

 ⑨そのための力こそ、すべてを人民のための・人民による・人民権力であり、その具体的表現たる人民評議会である。運動と闘いの中でいたるところに評議会を組織せよ。人民の要求、人民の意志としてここで主張する。そして権力として、歴史時代が求める自らの責任と任務を執行させる。

 ⑩人類が最初にはじめてつくった社会は、原始的ではあったが、そこにはまさに共同と共生と連帯の人間的社会があった。そしていくたの回り道をしたが、その間により大きくなってもとに帰る。つまりより高度に発達した近代的コミュニティー国家と社会へ。ここから本当の人間社会、人民の社会が生まれる。こうして人類は総力をあげて大宇宙との闘い、新しい闘い、宇宙の開発と開拓の闘いに進軍するであろう。

                                            (以上)